適応障害で休職中、断捨離をおススメする理由5つ

Uncategorized

 はじめまして。あぱちゃと申します。今年で40歳になる2児の父です。

 サラリーマンをしていますが、2023年10月に適応障害を発症し、現在も会社を休職中です。未だ体調が安定せず、復職の目途は立っていません。人生上手くいかないものだなと痛感しています。

 私は20歳の頃から毎日日記を書く習慣があり、妻から『ブログを書いてみてはどう?』と勧められたため、素直に従ってみようと書き始めることにしました。

 実際、私も休職初期の頃、他の休職されている方のブログやSNSを拝見して、共感したり励まされたりなど、力をもらっていました。私も少しでもお役に立てればという思いでブログを書いてみます。

今回のブログはこんな方に読んでほしい

・適応障害で休職中で、

 *どのように日々過ごしたらいいか悩まれている方

 *自己否定感が強く、苦しまれている方

 *収入が減って困っている方

休職中に取り組んで良かったこと「断捨離」

1.断捨離に取り組んだ経緯

 私が休職中、取り組んできて何より良かったことが「断捨離」でした。私と同じように適応障害等の精神疾患で休職されている方の日々の過ごし方として、少しでも参考にしていただければ幸いです。

 「断捨離」を始めたきっかけは、休職に入ってから約3週間後、心療内科の先生に日々の過ごし方について相談したところ、『好きなこと、やりたいことをして過ごしたらいいよ』とアドバイスをもらったことでした。

 断捨離とは、次のようなことを意味します。

不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想

1.断:新たに手に入りそうな不要なものを断る

2.捨:家にずっとある不要な物を捨てる

3.離:物への執着から離れる

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 元々、几帳面で綺麗好きで完璧主義な私は、メルカリ等のフリマアプリで不用品を処分して、家をスッキリさせることが好きでした。しかし、休職直前は仕事と育児が忙しすぎて、全く時間がなく、不要になったベビー用品等の処分をずっと先延ばしにしていました。

 私は、『この際、徹底的に家の中の不用品を処分しよう、自分の身の回りには必要なモノ、大切なモノしか置かないようにしよう、過去への執着から離れてスッキリしよう。それが私の好きなこと、やりたいことだ』と決意しました。

 決意してからは、家を占拠していた、ベビー用品、本、文房具、服、家電、家具、筋トレ道具など、あらゆる不要品を処分しました。売却できそうなモノは、メルカリ等のフリマアプリやセカンドストリート等のリサイクルショップ等で売却しました。結果、現時点で売却した品数の総数は、大小様々ではありますが、合計で約780品になりました。

【売却した品数の内訳】

メルカリYahoo!フリマラクマジモティセカンドストリートエコリングブックオフその他合計
133863313357489313776
2024年6月17日現在

2.断捨離をおススメする理由

(1)没頭することで、休職している現実から離れることができる

 休職してから断捨離を始めるまでは、毎日を悶々と過ごしていました。『なぜ自分は適応障害になってしまったんだろう。自分の性格のせいだ。』と自分を責めたり、『いや自分は悪くない!自分は限界まで頑張った!会社が悪いんだ!』と会社に怒りを感じたり、『今後どうしよう…。」と不安になったり、基本的に悪い考えばかりが頭に浮かぶ状況でした。家族以外の誰とも会いたくないし、誰にも相談できず、日々孤独を感じていました。

 しかし、断捨離を進めていくと決意してからは、日々忙しく過ごすことになるので、悪い考えが頭に浮かび、自己否定を繰り返す状況を一時的でも止めることができました

 例えば、不要品をフリマアプリに出品するためには、写真撮影がとても重要です。出品物を美しく写真撮影するにはどうすれば良いか試行錯誤したり、色々な角度から何枚も撮影したり、汚れているモノは、少しでも高く売るために綺麗に磨いてから撮影したり等、結構忙しいです。また、説明文も書かないといけないので、詳しく丁寧に書こうとすると、一つ出品するために、平気で1時間過ぎていたりします。また、リサイクルショップに売却する時も、少しでも高く売却したい場合、複数のショップで相見積もりを取ったりすることになり、外に出る機会が多くなります。

 私の場合ですが、このように忙しくしていると、一時的にでも嫌な現実から離れることができました。適応障害になってしまう人は、私のように生真面目な性格の方が多いと思います。生真面目だからこそ、適応障害の原因となったストレス(現実)にとらわれてしまい、休職中もなお、抜け出せず、自己否定を繰り返してしまう場合があります(「ぐるぐる思考(反芻思考)」というようです)。そのようなストレスにとらわれないためにも、会社のことなど忘れてしまって、何かに没頭したほうが良いと私は思います。少なくとも、私の場合は、断捨離をしている間は「楽しさ」を感じることができました(それが病気の克服につながるかどうかは別の話ですが。。)。

 断捨離は、適応障害になりやすい人の特徴である、真面目、几帳面、完璧主義といった人と親和性が高い行動、楽しいと感じることができる行動だと思うので、おススメです。

(2)誰かに感謝される、喜ばれる、褒めて認められる

 フリマアプリを利用していると、顔の見えない相手ではありますが、購入者から感謝のメッセージをいただくことがあります。最近も、昭和時代に製造されたレトロなボールペンを出品した際、購入者から『このボールペンは、30年前に自分が製造していたものです。すでに廃盤になってしまって懐かしく、購入させていただきました。ボールペンも里帰りできて喜んでいると思います。大切に使わせてもらいます」とメッセージをいただきました。出品物を購入してもらい、購入者の手元に届くまでの短い期間ではありますが、このような温かいやり取りをさせていただくと、嬉しい気持ちになれます。また、メッセージでのやり取りや出品物の梱包を丁寧にしていると、「迅速丁寧に対応していただきました。信頼できる出品者様です」などのお褒めの言葉をいただくこともあります

 このように、自分が出品したモノによって、感謝されたり、喜ばれたり、褒められたりすることは、会社で上司の意に沿うように顔色を窺いながら仕事をして評価されるよりも、私としては嬉しく感じました。上司に合わせて無理をした自分が評価されても、本当の自分ではない、仮面を被った自分が評価されているだけだからです。

 断捨離を通じて、仮面を被っていない本当の自分に対して、人が感謝してくれたり、喜んでくれたり、褒めて認めてくれたりする、そんな機会を得ることができます

(3)家がスッキリして心地良い

 休職中は家で過ごすことが多いと思います。シンプルに、家の中で不要なもの、邪魔なものがないとスッキリした気分になり、心地が良いです。家族からも喜ばれます

(4)資産が増え、支出が減る

 不用品を売却することで資産が増えます。具体的な金額は書きませんが、断捨離で約780品を売却した結果、売上として、毎月のお小遣いの約2年分にあたる金額の資産を得ることができました。

 また、休職中で収入が減っている中、支出を減らすことも大切です。断捨離をしていると、必要最低限のモノしか買わなくなり、衝動買いや無駄遣いをしなくなり、支出が減ります。買う場合も、不要になったらどのように処分するのか、売却したらいくらで売れるのか(リセールバリュー)などを熟考してから買うようになり、モノの価値を強く意識するようになります。

 このように資産が増え、支出が減ることも、家族から喜ばれます。

(5)自己肯定感が高まる

 これまで書かせていただいたような、断捨離の良い効果を通じて、自己肯定感が高まっている実感があります

  • 断捨離に没頭して、休職している現実から離れることで、適応障害となった原因であるストレスや会社のことを忘れ、自己否定を止めることができること。
  • 仮面を被った自分ではなく、本当の自分に対して、誰かが感謝してくれる、喜んでくれる、褒めて認めてくれること。
  • 家がスッキリして心地良さを感じることができ、また、家族から喜ばれること。
  • 資産が増え、支出が減ること。

 適応障害の発症は、自己肯定感が低いことも要因の一つと言われています。だからこそ、適応障害で休職中の方に断捨離をおススメしたいです。

3.まとめ

 今回は、現在、適応障害で休職中である私が、休職中のおススメの過ごし方として「断捨離」について書きました。

 休職してしまうと、自己否定感に苛まれたり、不安や怒りなど、悪い考えばかりが頭に浮かび、辛さや苦しさを感じてしまうことがあります。

 断捨離に没頭することで、休職している現実から離れて、ストレスや会社のことを忘れて、一時的にでも自己否定を止めることができると考えます。また、会社での仮面を被った自分ではない、本当の自分に対して、誰かが感謝してくれ、喜んでくれ、褒めて認めてくれる機会を得ることができます。さらに、家がスッキリして心地良さを感じることができるとともに、資産が増え、支出が減ることで、家族から喜ばれます。これらを通じて、自己肯定感を高めることができると考えています。

 休職中は、辛い思い、苦しい思いを感じる時間が多いと思いますが、少しでも楽になるように、自分は適応障害になって良かったんだ、自分の人生には必要なことだったんだ、休職して良かったんだと、休職されている全ての方が思えるように、切に願っています

 休職している皆さん、自分のペースでぼちぼちいきましょうね。

 ~おわり~

コメント

タイトルとURLをコピーしました